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小麦粉


小麦粉

量が多くておなかにたまる料理の粉ものを作れる定番材料のひとつで、それでいて、1kg150円など、激安で入手できるため、貧乏グルメの主食の基本になる食材のひとつです。
派生形として、この小麦粉自体も原料のひとつですが、これを用いたうどんなどもまた激安食材と言えます。

小麦粉(こむぎこ、英語: wheat flour)とは、小麦を挽いて作った穀粉である。主に食用で利用されており、うどん、パン、パスタ、ケーキなど、様々な食品の材料として使用されている。うどん粉、メリケン粉と呼ばれることもある。英語では穀物の中でも最も多く製粉されるため単にflour(穀粉)と呼ぶことが多い。人類による利用は古代エジプトにみられ、西洋圏では広く利用され、日本でも粒食と並んで中世後期には利用されていた。

原料に使用する小麦の性質、使用する部位、挽き方により異なる呼称があり、適した用途も異なる。主なものとして、形成されるたんぱく質のグルテンの量と性質により、強力粉、中力粉、薄力粉などに分類される。強力粉はパンや麺に、中力粉はうどん、お好み焼き、たこ焼きに、薄力粉は菓子や天ぷらに適する。全粒粉は精白されていない小麦を用いておりその分栄養に富む。グラハム粉は、同じく全粒だが精製法が違い、表皮と胚芽の部分が粗挽きである。

成分の7、8割をデンプンが占め、タンパク質も約1割含んでいる。主なタンパク質はグリアジンとグルテニンで、これらは水を吸収すると、粘りのあるグルテンとなる。このグルテンが独特の料理を生み出し、様々な食品に生まれ変わる。このグルテンのみを取り出したものが、麩(ふ)である。

他の穀物と同様、小麦タンパクもヒトに不可欠な必須アミノ酸のいくつかが欠如もしくは不足しているため、小麦だけをタンパク源にするとさまざまな健康障害を引き起こす。それらは不足しているアミノ酸を別の食品から摂取することで解消できる。主要な穀物源とする地域は世界各地にあるが、小麦と豆の様に伝統的な組み合わせがあり、健康障害を回避するための料理法や食材がある。


小麦粉.txt · 最終更新: 2020/02/26 23:36 by moepapa